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耐震は地盤が9割

「耐震」という言葉は、家を購入しようとする際に良く耳にする言葉だと思います。いわゆる建物の構造強度ことです。
たまにお客様に質問されます、、、
「鉄骨造と木造って、どっちが地震に強いの?」

単純に考えて「鉄」と「木」という素材を比べると、木より鉄の方が「硬い」ですよね。「硬い」ということは「強い」。これは小学生でもわかります。
鉄骨造の家の方が「強い」ということになりそうですが、そう単純ではないのです。
では、木造の家の方が強いの?というと、、、これも違います。

例えば、あるお家が地震に耐えるために必要な強度が「200」とします。鉄の柱1本の強度は20、木の柱1本の強度が10の場合、構造計算では鉄の柱だと10本、木の柱だと20本必要となります。つまり、必要な本数で強度を確保するのです。
もちろん建物のバランスや太さなど、もっと細かく複雑なことも含めて総合的に判断する必要があります。

素材の性能だけでは不十分

素材の強度や性能が優れていても、バランスが悪かったり、性能を活かされる使い方をしていないと、その建物の性能は無意味になることもあるということです!
住宅会社の資料に書いてある素材の数値だけでは、「どっちが強い?」の比較は当てにならないと考えてください。

重要なのは、どのように地震に対して対策をしているのか、家全体でどのような工夫をしているのかということです。住宅会社の担当の営業さんや設計さんにしっかりと説明を受け、納得することがとても大事なんです。

耐震の要「地盤」

建物をしっかり地面に安定させる地盤は、耐震性能と同等かそれ以上に重要なポイントです
地盤が弱ければ地盤改良が必要となり、規模によっては建築費用にも大きく影響します。
もちろん、場所によっては地震災害などが起こった場合のリスクも高くなります。弱い地盤に、いくら耐震性の高い建物を建てても倒れれば本末転倒です。

土地選びには専門家に相談を

土地を購入してお家づくりをはじめる人は必ず、建築の専門家(不動産の専門家ではなく)できれば、あなたが一緒にお家を建てる住宅会社さんに相談して購入を検討してください。
「安い」と思って、飛び込んで土地を購入すると後で痛い目をあうことがありますので、気を付けてください。



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