「安くていいもの」や「安くて安心」…この「安い」ですが、必ず理由があります…
「安さ」の落とし穴:品質や安全性の低下
もし仮に、あなたの今している「仕事」を「出来るだけ安くして下さい…」と言われたら、どうやって安くしますか?
何かを製造されている方なら、材料費を安いものに変えるとか、なるべく手間を掛けないとか…考えますよね?
決して自分の利益を削ることは、まず考えないと思います。
今、材料費や人件費が上がる中で、食料品が、衣料品、飲食店、住宅、暮らしに関わるそれぞれの業界が「安さ」で生き残りを掛けて競争しています。
メーカー企業がより人件費の安い海外へ流れて、材料も加工も品質管理も日本に比べてずさんな海外での生産が当たり前です。少し前の異物を混合した加工肉の問題や格安バスツアーの事故も、最近の回転寿司の件も…元をただせば、自分たちが「安さ」を求めた結果だと思います。
「安さ」には必ず「リスク」が伴う
つまり、「安さ」を求めると、必ず「リスクも伴う」ということ…
誤解を恐れずに言うと…「安さ」の要求に応えなければ生き残れない企業側の意識も問題です。しかし、同時に、購入して文句や後悔している方にも責任があると思います。選ぶ目や選び方が、わからなければ、それを選んでしまうという現実もあります。
家づくりは一生に一度の買い物
そうならないためにも、きちんと「選ぶ目」を持てるように、勉強して買い物をするべきだと私は考えます。特に買い替えのきかない家づくりは…
私は「家づくり」に携わっています。なので新築も改築も家づくりをされる方には「家」についての選ぶ目や選び方について知って欲しいと思います。
「家づくり」はほぼ一生に一度の大きな買い物です。絶対に失敗は避けないといけません。
「安い」=「悪い」ではありません
大切なのは「リスク」を理解すること
誤解しないでいただきたいのは、「安い」ことが「悪い」と言っているのではないんです。大切なことは「安い」には「リスクも伴う」ということを知った上で選んで下さいということなんです。
もちろん、企業努力によって品質が良く、価格が「安い」ものもあるかもしれません。しかし、基本的に、材料や手間をかけた品質が良いものは価格が高い傾向にあると思います。
そして「家づくり」もどんな家であれ、必ず「メリットとデメリット」があります。
家づくりの様々なコトやモノをきちんと理解した上で、それぞれのご家族に見合った「家づくり」をすることで、後悔のない納得のいく「ハッピーなお家づくり」になると私は信じています…