FUN DESIGNはじめての太陽光・蓄電池えらび
  1. FUN DESIGN
  2. 蓄電池
  3. パナソニック蓄電池の価格と評判|容量の選び方とAiSEG3連携

パナソニック蓄電池の価格と評判|容量の選び方とAiSEG3連携

パナソニックの蓄電池を初めて調べる人向けの記事です。創蓄連携システムT・S+・eneplatの容量と定価、停電時に使える範囲、AiSEG3やエコキュートとの連携をやさしく説明します。2026年10月時点の補助金の状況と、見積もりで確認したいことも分かります。

パナソニック蓄電池の価格と評判|容量の選び方とAiSEG3連携

この記事にはアフィリエイトリンク(広告)が含まれます。

ハウスメーカーに「蓄電池はパナソニックの創蓄連携システムで」と言われた。でも見積書は品番だらけで、何がいくらなのか分からない。卒FITの通知が届いて、パナソニックの太陽光に何を足せばいいのか調べ始めた人もいるはずです。

この記事では、パナソニックの蓄電池を「機種・容量・価格・つながる機器」の順に、ひとつずつほどいていきます。

この記事の結論

パナソニックの蓄電池は、「機種」と「停電中に使いたい家電」を先に決めると迷いません。

  • これから付けるなら → 創蓄連携システムT(9.7kWh) をまず基準にする
  • 電気自動車がある・買う予定 → eneplat も見積もりに入れる
  • 見積もりは2〜3社で取って、「工事費込みの総額」と「保証の年数」で比べる

迷ったら、まずここで相場を見る

PRタイナビ太陽光・蓄電池の一括見積もり無料で見積もりを比べる公式サイトで受付・申し込み無料
設計士のソラ
設計士のソラ

品番がずらっと並ぶと身構えちゃいますよね。でも中身は「本体・電池・つなぐ部品」の3種類くらいです。ひとつずつ見ていけば大丈夫ですよ。

この記事の目次
  1. パナソニックの蓄電池って、ほかと何がちがうの?
  2. いま選ぶならどれ?T・S+・eneplatの向いている人
  3. 創蓄連携システムT:これから付ける人の基準になる1台
  4. 創蓄連携システムS+:容量を選びたい・あとから増やしたい人向け
  5. eneplat:電気自動車も「家の電池」にしたい人向け
  6. 容量は何kWhあれば足りる?停電のとき何が使える?
  7. いくらかかる?定価と見積もり額のちがい
  8. AiSEG3とつなぐと、何ができる?
  9. パナソニックでそろえると何がうれしい?選ぶ前に確認しておきたいことは?
  10. 補助金はもらえる?2026年10月の状態
  11. この記事のまとめ

パナソニックの蓄電池って、ほかと何がちがうの?

太陽光用と蓄電池用の「変換器」を1台にまとめた「創蓄連携システム」が中心です。

  • 太陽光発電 … 屋根の上にある小さな発電所
  • 蓄電池 … 電気の貯金箱。昼の電気をためて、夜や停電のときに使う
  • パワコン(パワーコンディショナ) … 電気を家で使える形に変える機械

ふつうは太陽光と蓄電池に1台ずつパワコンが付きます。創蓄連携システムでは、この2台が1台にまとまっています。太陽光の電気を形を変えずにそのまま充電できるので、変換するときのムダが少ないんです。

パナソニック公式の一覧(2026-10-29時点)には、次のシリーズが並んでいます。

シリーズ 公式での表示 ひとことで言うと
創蓄連携システムT NEW いまの主力。9.7kWhの1種類
創蓄連携システムS+ 在庫限定品 容量を細かく選べて、あとから増やせる
eneplat(エネプラット) 表示なし 電気自動車と蓄電池をいっしょに使える
創蓄連携システムS 表示なし 前の世代の創蓄連携システム
スタンドアロンタイプ 表示なし 3.5kWhの単体タイプ
e-block 表示なし 持ち運べるタイプ

← 横にスクロールできます →

いま選ぶならどれ?T・S+・eneplatの向いている人

迷ったらT。電気自動車があるならeneplat。容量を細かく選びたいならS+(在庫があれば)。

まずはここで分かれます EVを使う? はい いいえ eneplat T 9.7kWh

創蓄連携システムT:これから付ける人の基準になる1台

2025年10月22日に受注が始まった新しいモデルです。容量は9.7kWhの1種類。停電のときは100Vと200Vの両方に対応し、最大5.5kVAまで電気を出せます。

創蓄連携システムTの公式製品ページ
創蓄連携システムTの公式製品ページ(sumai.panasonic.jp・2026-10-29時点の画面)

S+とくらべると、壁に付ける部分の面積は約52%小さくなりました。工事の手順も8工程から4工程に減っています。外壁まわりに余裕がない家には、うれしいところ。

個人的には、はじめての人はTを基準に考えるのが一番わかりやすいと思います。容量が1種類なので、比べるのは「価格」と「工事の内容」だけで済むからです。

創蓄連携システムS+:容量を選びたい・あとから増やしたい人向け

屋内用は3.5〜11.2kWh、屋外用は5.6〜12.6kWhの組み合わせがあります。電池をつなげれば最大37.8kWhまで増やせます。公式では「在庫限定品」なので、受注できるかは販売店に聞いてみてください。

創蓄連携システムS+の公式製品ページ
創蓄連携システムS+の公式製品ページ(sumai.panasonic.jp・2026-10-29時点の画面)

「ひとまず小さく導入して、将来蓄電ユニットの価格が下がった時、あるいはFIT期間が切れる時に拡張すれば良いと考えました。」

ブログ(2024年1月・S+の5.6kWhを提案された方)

eneplat:電気自動車も「家の電池」にしたい人向け

V2H(電気自動車の電気を家で使う仕組み)と蓄電池をいっしょにしたシステムです。定格出力は6.0kWで、停電のときも200Vにつなげば6.0kVAまで出せます。容量の組み合わせは構成によって変わるので、見積もりのときに確かめましょう。

パナソニック蓄電システムの公式トップページ
パナソニック蓄電システムの公式トップページ(sumai.panasonic.jp・2026-10-29時点の画面)
創蓄連携システムT 創蓄連携システムS+ eneplat
容量 9.7kWh(1種類) 3.5〜12.6kWh、最大37.8kWh 構成による
停電時に同時に使える量 最大5.5kVA 2.0〜4.0kVA(構成による) 200V接続で6.0kVA
200Vの家電 対応 200Vトランスユニットが必要 対応(200V接続)
あとから増設 公式に記載なし できる(3.5/5.6/6.3kWh) 構成による
電気自動車 ― ― 対応
公式での表示 NEW 在庫限定品 表示なし
向いている人 はじめての人、迷っている人 小さく始めたい人 EVがある・買う予定の人

← 横にスクロールできます →

選び方の基準:公式ページの容量・停電時の出力・200V対応・増設の4点で並べました。価格の高い・安いで順番は付けていません。

設計士のソラ
設計士のソラ

S+は「在庫限定」なので、同じ見積もりが来月も出るとは限りません。気になるなら、Tの見積もりも一緒に出してもらうと比べやすいですよ。

容量は何kWhあれば足りる?停電のとき何が使える?

容量(kWh)は「ためられる量」、出力(kVA)は「同時に使える量」。この2つは分けて見ます。

kWhとkVAは別のもの kWh=量 ためる量 使える時間 kVA=同時 同時の上限 超えると停止 vs

お風呂でたとえると、kWhは浴槽の大きさ、kVAは蛇口の太さです。浴槽が大きくても、蛇口が細ければ一度にたくさんは出せません。

地味に見落としがちなのが、このkVAのほう。Tは同時に5.5kVAまでで、使う家電の合計がこれを超えると運転が止まります。エアコンと冷蔵庫と照明くらいなら収まりやすいですが、IHやエコキュートを重ねると超えることがあります。

読者

停電したら、家じゅうの電気が使えるの?

もうひとつの分かれ目が、全負荷型か特定負荷型か。

  • 全負荷型 … 停電しても家じゅうに電気を送るタイプ
  • 特定負荷型 … 決めた部屋のコンセントだけに送るタイプ

S+は、組み合わせる部品で家全体か一部の回路かが決まります。

「実際に停電すると、自動的に回路が切り替わって10秒くらいで蓄電池の自立運転に移行します」

ブログ(2024年12月頃※時期は推定・パナソニック5.6kWh 特定負荷型)

「リビングのエアコンは200Vなので諦めて寝室のエアコンを特定回路2にしました。」

ブログ(2023年8月頃※時期は推定・創蓄連携システム11.2kWh)
設計士のソラ
設計士のソラ

停電のとき「どの部屋のどの家電を使いたいか」を先に紙に書いておくと、打ち合わせがすごく早く進みます。200Vのエアコンがあるかどうかも、ここで確認しておきましょう。

いくらかかる?定価と見積もり額のちがい

Tのシステムの定価は4,691,500円(税込・工事費別)。ただ、実際に払う額は販売店ごとにかなり違います。

定価のくらべ(税込・工事費別) S+3.5 224万 S+5.6 286万 S+9.1 432万 T 9.7 469万 ¥

機種・容量(S+は屋内用) 希望小売価格(税込・工事費別、2026-10-29時点)
S+ 3.5kWh 2,245,100円
S+ 5.6kWh 2,861,100円
S+ 9.1kWh 4,321,900円
S+ 11.2kWh 4,937,900円
T 9.7kWh 4,691,500円

← 横にスクロールできます →

S+で200Vの家電を使うときは、200Vトランスユニット(632,500円)が別にかかります。

定価は「メーカーが決めた目安の値段」で、工事費は入っていません。実際の見積もりでは、販売店の値引きと工事費が入ります。だから比べるときは「工事費込みの総額」で見るのがコツです。

「蓄電は9.8キロでしょうか。オールパナなら、まぁそんなものかなと言う金額かと思います。」

Yahoo!知恵袋のベストアンサー(2023年9月・S+の時期の見積もりについて)

2023年の見積もりの話なので、いまの相場としては見ないでください。見積もりが届いたら、次の点を見比べましょう。

  • 工事費込みの総額はいくらか
  • 総額を容量(kWh)で割ると、1kWhあたりいくらか
  • 全負荷型か、特定負荷型か
  • 200Vの家電を停電中に使えるか
  • 蓄電池ユニットの保証は10年か15年か
  • AiSEG3の代金が入っているか

AiSEG3とつなぐと、何ができる?

天気予報に合わせた充電や、警報が出たときの充電を、AiSEG3が自動でやってくれます。

できること ざっくり言うと
AIソーラーチャージPlus 翌日の発電量と電気の使い方をAIが予測して、充電を調整する
気象警報との連動 警報が出たら、電気やお湯をためて備える
家全体の見える化 太陽光・蓄電池・EVの動きをアプリで確認できる

← 横にスクロールできます →

AiSEG3は、パナソニックのHEMS(家の電気をまとめて管理する司令塔)です。2025年3月24日に発売された、いまのモデル。本体の価格は、いちばん小さいゲートウェイ型で68,640円(税込・工事費別)です。

AiSEG3の公式製品ページ
AiSEG3の公式製品ページ(www2.panasonic.biz・2026-10-29時点の画面)

メーカーの試算では、Tを付けると自家消費率(自分で作った電気を自分で使う割合)が67.9%になります。AiSEG3の新しい充電機能と組み合わせると約70%まで上がるそうです。どちらもメーカーの試算で、保証された数字ではありません。

エコキュートは、パナソニック製のほかにコロナ、ダイキン、三菱電機などにも対応しています。ただし停電中にエコキュートが自動で動くと、夜のうちに電池が空になることがあります。公式も、自動運転を止められるか事前に確認するよう案内しています。

設計士のソラ
設計士のソラ

初代AiSEG(品番MKN700・702)を使っているお家は、2027年3月31日でサーバーサービスが終わります。蓄電池の相談ついでに、HEMSの買い替えも聞いておくと安心ですよ。

うれしいニュースもあります。2027年1月25日のバージョンアップで、AiSEG3はパナソニック以外の蓄電池の充電・放電も調整できるようになる予定です。対応するメーカーは2027年1月に公開されます。

パナソニックでそろえると何がうれしい?選ぶ前に確認しておきたいことは?

うれしいのは「つながりやすさ」と「長い保証」。容量の選び方と停電時の上限は、事前に確かめておくと安心です。

うれしい点 選ぶ前に確認しておくと安心なこと
太陽光と蓄電池のパワコンが1台で、電気のムダが少ない 定価は高めなので、工事費込みの総額で比べる
AiSEG3で太陽光・蓄電池・エコキュート・EVをまとめて動かせる Tの容量は9.7kWhの1種類。ほかの容量はS+かeneplatで
主要機器(パワーステーション、コンバータ、200Vトランスなど)は無償15年の機器保証 蓄電池ユニットの保証は品番によって10年か15年。ネットリモコン・電力切替ユニットなどは1年
自然災害15年補償がある(地震・噴火・津波・盗難は対象外) Tで停電中に同時に使えるのは5.5kVAまで
AiSEG3は他社のエコキュートや蓄電池にも対応 AiSEG3でV2Hを制御できるのはパナソニック製だけ

← 横にスクロールできます →

ここが一番うれしいポイントだと感じたのは、AiSEG3の対応の広さです。他社の蓄電池7社やエコキュート4社にも対応しています。全部をパナソニックにしなくても、つなげる道があるのは心強いですね。

読者

保証が15年って書いてあったけど、全部そうなの?

保証を受けるには、登録された施工店が設置して申請する必要があります。見積もりのときに「この品番の蓄電池は何年保証ですか」と、そのまま聞けば大丈夫です。

補助金はもらえる?2026年10月の状態

国の家庭用蓄電池の補助金は2026年5月29日に終わりました。いまは住んでいる自治体の補助金を探します。

補助金 実施主体 金額 主な条件 状態(2026-10-29確認) 公式ページ
令和7年度補正 家庭用蓄電システム導入支援事業(DR) SII(環境共創イニシアチブ) 1申請あたり上限60万円 交付決定の前に契約・工事・支払いをしない 2026年5月29日に予算上限で終了。再開の予定なし SII
令和8年度 家庭における蓄電池導入促進事業 東京都(クール・ネット東京) 10万円/kWh(DR実証に参加しない場合、上限120万円/戸) 10月1日以降の申込みはSIIの令和8年度登録機器に限る 受付中(事前申込は2026年5月29日開始) クール・ネット東京

← 横にスクロールできます →

東京都の補助金は、令和8年4月1日〜令和11年3月30日に設置することが条件です。申請は施工店がする場合と本人がする場合があります。見積もりの段階で「誰が申請しますか」と聞いておきましょう。対象の機種は、パナソニックの補助金ページでも案内されています。

補助金を使うときの順番 ¥ 1 2 3 4 5 見積もり 比べる 補助確認 申込み 契約工事 ここまで0円 支払い

補助金によっては、申込みや交付決定より先に契約すると対象外になります。順番だけは守りましょう。

急ぐ理由はありません。見積もりを2〜3社で取って比べるところから始めればOKです。

よくある質問

Q. パナソニックの蓄電池の保証は何年?
パワーステーション、コンバータ、200Vトランスなどの主要機器は、無償15年の機器保証です。ネットリモコンや電力切替ユニットなどは1年です。蓄電池ユニットは品番によって無償10年か15年で、有償の延長保証もあります。見積もりで品番ごとに確認しましょう。

Q. AiSEG3がないと蓄電池は使えないの?
なくても蓄電池は動きます。AiSEG3があると、天気予報に合わせた充電や、警報が出たときの自動充電ができるようになります。

Q. 電気代の元は取れる?
メーカーの試算(太陽光5.5kWに後からTを付けた場合)では、電気代の削減は年に約1.5万円です。月にすると1,200円ちょっと。電気代だけでなく「停電への備え」としての価値も合わせて考えるのがおすすめです。

この記事のまとめ

  • これから付けるなら、パナソニックの現行モデル「創蓄連携システムT(9.7kWh)」を基準にする
  • 容量を細かく選びたいなら在庫限定のS+、電気自動車があるならeneplatも候補
  • 停電時は「kWh=ためる量」と「kVA=同時に使える量」を分けて確認する
  • 定価は工事費別。見積もりは工事費込みの総額と保証年数で比べる
  • 国のDR補助金は2026年5月29日に終了。住んでいる自治体の補助金を確かめてから契約する

まずは、停電中に使いたい家電を書き出してみてください。それを持って2〜3社に見積もりを頼めば、それだけで十分な一歩です。

出典を見る