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都道府県別 太陽光の普及率ランキング|1位佐賀・うちの県の位置がわかる

住宅用太陽光の普及率は、都道府県でどれくらい違う? 総務省「令和5年住宅・土地統計調査」で上位5県と下位5県を並べました。記事ごとに数字がちがう理由と、FIT公表サイトのA表・B表で自分の県や市町村の導入量を調べる手順も、図でやさしく説明します。

都道府県別 太陽光の普及率ランキング|1位佐賀・うちの県の位置がわかる

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散歩の途中で、ふと屋根を見上げる。「この辺、パネルの家って多いのかな」。

じつは佐賀県と東京都では、太陽光が載っている家の割合に6倍くらいの差があります。国の統計で「うちの県は何位?」を確かめて、自分の市町村の数の調べ方まで案内します。

この記事の結論

九州と甲信(山梨・長野)が高く、大都市と雪の多い地域は低め。ただ、順位より「うちの屋根に向くか」で考えればOKです。

  • 県どうしを比べたい人 → 1位佐賀県10.84%/全国4.85%(約21軒に1軒)/47位東京都1.78%
  • 戸建に住んでいる人 → 戸建の世帯で11.7%が自分に近い目安
  • 自分の市町村を知りたい人 → FIT公表サイトのB表で太陽光の導入量を見る

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設計士のソラ
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順位が下のほうでも、気にしすぎなくていいですよ。普及率はマンションの多さにも左右されるので、「うちの屋根に向いているか」とは別の話なんです。

この記事の目次
  1. 太陽光の普及率、高い県・低い県はどこ?
  2. 1位の佐賀は、ご近所で何軒に1軒?
  3. 東京や大阪の普及率が低いのは、日差しのせい?
  4. 普及率の数字が記事によってバラバラなのはなぜ?
  5. 自分の県・市町村の導入量はどう調べる?(FIT公表サイトのA表・B表)
  6. 新築の家では、太陽光はもう「ふつう」?
  7. うちの県が下のほうなら、太陽光を付ける意味はない?
  8. まとめ:うちの県の普及率、どの数字を見ればいい?

太陽光の普及率、高い県・低い県はどこ?

上位は佐賀・長野・山梨・宮崎・熊本。下位は東京・北海道・秋田・新潟・大阪です。

住宅の太陽光の設置率(2023年10月) 佐賀 10.84% 長野 9.76% 山梨 9.20% 宮崎 9.11% 熊本 9.03% 全国 4.85% 東京 1.78%

順位 都道府県 設置率 だいたい何軒に1軒?(目安)
1位 佐賀県 10.84% 約9軒に1軒
2位 長野県 9.76% 約10軒に1軒
3位 山梨県 9.20% 約11軒に1軒
4位 宮崎県 9.11% 約11軒に1軒
5位 熊本県 9.03% 約11軒に1軒
13位 三重県 7.60% 約13軒に1軒
— 全国 4.85% 約21軒に1軒
43位 大阪府 2.57% 約39軒に1軒
44位 新潟県 2.29% 約44軒に1軒
45位 秋田県 2.27% 約44軒に1軒
46位 北海道 1.80% 約56軒に1軒
47位 東京都 1.78% 約56軒に1軒

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※2023年10月1日時点。出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」(三重県「住宅の太陽光発電設置率」掲載値)を加工して作成。「何軒に1軒」は100÷設置率で出した目安です。

選び方の基準:設置率は「太陽光の発電機器がある住宅の数 ÷ 住宅の総数 × 100」です。順番は国の統計の数字そのままで、こちらで並べ替えはしていません。

1位の佐賀は、ご近所で何軒に1軒?

佐賀はおよそ9軒に1軒。東京はおよそ56軒に1軒です。

佐賀県 9軒に1軒 東京都 56軒に1軒 …と続く

パーセントのままだと、ピンときませんよね。

「〇軒に1軒」に直すと、ぐっと身近になります。佐賀なら、同じ通りに1軒はパネルの家がある感覚。東京はマンションの部屋も1戸と数えるので、ずっと少なく見えます。

個人的には、上位5県のうち3県が九州という並びがいちばん印象に残りました。三重県の資料にも「九州、甲信の各県で設置率が高く」とあります。

東京や大阪の普及率が低いのは、日差しのせい?

屋根パネルのない高層マンションと、太陽光パネルつきの一戸建て
※画像はイメージです

いちばん効いているのは、マンションなどの共同住宅の多さです。

東京都 共同住宅 71.6% 秋田県 一戸建 79.4%

設置率は「住宅の総数」で割った数字です。マンションの1部屋も、1つの住宅に数えます。東京は住まいの7割超が共同住宅なので、自分の屋根がない家が多く、率が低く出やすいんです。

では秋田県は? 一戸建の割合は全国一の79.4%。なのに、設置率は45位でした。

家の形とは別に、雪や冬の日照といった理由がありそうです。

「積雪地帯だと、太平洋側の積雪の無い所に比べて1~2割年間の発電量は落ちますね。」

Yahoo!知恵袋の回答(2023年12月)

「海岸部であんまり雪の積もらないところなら屋根に積もった雪の重みでパネルが割れないし、屋根に上がって雪下ろしをしないのでパネルがあっても邪魔になりません。」

Yahoo!知恵袋の回答(2024年10月)
設計士のソラ
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同じ県でも、海沿いと山あいでは雪の量がまるでちがいます。県の順位より、「うちの屋根の向きと、冬の雪」を見積もりのときに聞いてみると安心ですよ。

普及率の数字が記事によってバラバラなのはなぜ?

「何で割ったか(分母)」がちがうだけ。どれもまちがいではありません。

4.85% 住宅全体 (空き家もふくむ) 6.3% 世帯全体 11.7% 戸建の世帯

数字 分母(何で割ったか) 調べた人 時点
4.85% 住宅の総数(空き家もふくむ) 総務省「住宅・土地統計調査」 2023年10月
6.3% 世帯全体(戸建・集合の合計) 環境省「家庭部門のCO2排出実態統計調査」 令和5年度
11.7% 戸建住宅に住む世帯 同上 令和5年度

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あなたが戸建に住んでいるなら、いちばん近いのは11.7%。だいたい9軒に1軒が、もう太陽光を使っている計算です。

これ、地味に見落としがちです。「普及率5%」と「戸建で1割超」は、同じ時代の別の物差しなんですね。

自分の県・市町村の導入量はどう調べる?(FIT公表サイトのA表・B表)

国の「FIT/FIP情報公表用ウェブサイト」で、県別・市町村別の導入量を誰でも見られます。

資源エネルギー庁のFIT/FIP情報公表用ウェブサイトの統計ページを見る(fit-portal.go.jp)

元になっているのは、FIT(つくった電気を、国が決めた値段で一定期間買い取ってもらえるしくみ)の認定データです。2026年10月21日時点の最新は「2026年3月末時点」の分。更新日は8月18日です。

①サイトを開く A B A=都道府県 B=市町村 太陽光の 導入量 ③ここを見る

  • 県で見たい人 → A表:都道府県別の認定量・導入量
  • 「うちの市はどう?」の人 → B表:市町村別の認定量・導入量
  • 増え方を追いたい人:2017年6月末から四半期ごとの過去分も並んでいます
読者

ネットで見た「太陽光の容量ランキング、茨城が1位」とは別もの?

設計士のソラ
設計士のソラ

はい、別ものです。あれは野立ての大きな発電所までふくめた容量なんです。家の屋根の話をするなら、さっきの設置率の順位のほうが近いですよ。

新築の家では、太陽光はもう「ふつう」?

新築では、最初から太陽光を載せる流れが広がっています。

「現在新築住宅業界は太陽光パネルの搭載が当たり前化しており、その波を大きくしたい印象です。」

Yahoo!知恵袋の回答(2024年6月)

増え方を自分で確かめたいなら、見る場所は次の3つです。

見る場所 何がわかる?
A表・B表を年ごとに比べる 自分の県・市でどれくらい増えているか
住宅・土地統計調査(5年ごと) 住宅全体に対する割合
環境省の調査 戸建の世帯で使っている割合

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ひとつ気をつけたいのが、数字の時点です。住宅・土地統計調査は2023年10月時点の標本調査(一部の家を調べて全体を推計する方法)。FITのA表は2026年3月末時点の制度データなので、2年半ずれています。

うちの県が下のほうなら、太陽光を付ける意味はない?

順位と「うちの屋根に向くか」は別の話。次の4つで考えると整理できます。

  • 屋根は南・東・西のどれかを向いている?(北向きだけだと発電は少なめ)
  • 冬に雪が積もる地域? 積もるなら、雪の落ち方や屋根の強さも聞く
  • 昼間に家で電気を使う?(在宅ワーク・オール電化など)
  • 自治体の補助金は、いま受付中?(市町村の公式ページで確認)

太陽光は「屋根の上の小さな発電所」です。立地で成績が変わるのは、本物の発電所と同じ。普及率が低い県でも、条件がそろえば発電はしっかり見込めます。

設計士のソラ
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迷ったら、まず2〜3社に見積もりとシミュレーションを出してもらって、並べて比べるだけでOKです。前提の数字(kWや単価)がそろっているかも見ておくと安心ですよ。

よくある質問

Q. 自分の県の正確な順位を知りたいです。
A. 住宅全体に対する割合は、総務省の住宅・土地統計調査がもとの数字です。上位・下位の県と三重県の順位は、三重県の資料「住宅の太陽光発電設置率」で見られます。導入量なら、FIT公表サイトのA表です。

Q. 件数が多い県と、率が高い県はちがうの?
A. ちがいます。件数は、家の数が多い県ほど大きくなりやすいからです。率は家の数で割るので、佐賀のように家が少なくても上位に入ります。

Q. 雪の多い県でも、太陽光は発電する?
A. 発電します。ただ、積雪地帯は年間の発電量が少なめになるという声があります。地域に合わせたシミュレーションを見て判断しましょう。

まとめ:うちの県の普及率、どの数字を見ればいい?

  • あなたが戸建に住んでいて、全国での位置を知りたい → 戸建の世帯で11.7%(環境省)が目安
  • 県どうしを比べたい → 住宅・土地統計調査の設置率(1位佐賀10.84%、47位東京1.78%)
  • 自分の市町村の導入量を知りたい → FIT公表サイトのB表(2026年3月末時点)

この記事のまとめ

  • 住宅の太陽光の普及率は、九州と甲信が高め
  • 東京・大阪が低いのは、マンションなど共同住宅が多いことが大きい
  • 「4.85%」「6.3%」「11.7%」は分母がちがうだけで、どれも正しい数字
  • 順位が低い県でも、屋根の向き・雪・昼間の電気の使い方で向き不向きは変わる

次にやることは1つだけ。FIT公表サイトのB表を開いて、自分の市町村の太陽光の導入量を見てみてください。