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住宅用太陽光の件数を市区町村別に調べる方法|うちの市は何軒?

自分の市に住宅用太陽光が何件あるかは、国のFIT公表サイトにある「B表(市町村別)」で調べられます。どこで見るか、どの数字を足すか、いつの数字かを図で説明します。蓄電池を後から足せそうな家の数の読み方も紹介します。

住宅用太陽光の件数を市区町村別に調べる方法|うちの市は何軒?

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散歩の途中で、屋根に黒いパネルがのった家をつい数えてしまう。「うちの市って、実際どれくらいあるんだろう?」と思ったことはありませんか。

答えは、国が無料で出しているExcelの表に載っています。見方さえ分かれば、5分で自分の市の数字が出せます。

この記事の結論

市区町村別の件数は、国のFIT公表サイトにある「B表(市町村別)」で調べられます。

  • まず → FIT公表サイトの「詳細情報ダウンロード」から「市町村別」を落とす
  • 次に → 自分の市の行で「10kW未満」の新規認定分と移行認定分を足す
  • そのあと → 「移行認定分」を、蓄電池を後付けできそうな家の目安として読む

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設計士のソラ
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数字はぜんぶ公的なデータです。読み方のコツは「2つの数字を足す」だけ。気楽に読んでくださいね。

この記事の目次
  1. 住宅用太陽光の件数、市区町村別ならどこで見られる?
  2. 「新規」と「移行」、どっちの数字を見ればいい?
  3. その数字はいつの時点?次の更新はいつ?
  4. 住宅用太陽光は今も増えてるの?
  5. 卒FITで蓄電池を後付けできそうな家、何軒ある?
  6. 蓄電池の補助金、うちの市にもある?
  7. この記事のまとめ

住宅用太陽光の件数、市区町村別ならどこで見られる?

答え:資源エネルギー庁の「FIT公表サイト」にある、市町村別のExcel(B表)です。

B FIT公表サイト 詳細情報ダウンロード 市町村別(B表) 市名で検索

FIT(フィット)は、太陽光でつくった電気を、国が決めた値段で買ってもらえる仕組みです。この制度で認定を受けた設備の数が、市町村ごとに公表されています。

資源エネルギー庁のFIT公表サイト(ページ下部に市町村別のダウンロード欄)
資源エネルギー庁のFIT公表サイト(ページ下部に市町村別のダウンロード欄)(fit-portal.go.jp・2026-10-21時点の画面)

手順は3つだけです。

  1. ページのいちばん下にある「詳細情報ダウンロード」を見る
  2. 「エリア別の認定及び導入量」→「市町村別」を開く
  3. Excelが開いたら、検索(Ctrl+F)で自分の市の名前を入れる

中身は、市町村ごとの認定容量・導入件数・導入容量です。「導入」は、実際に電気の買い取りが始まった状態のこと。開いたら、まず列の見出しで「10kW未満」と「移行認定分」の欄を探してください。

「新規」と「移行」、どっちの数字を見ればいい?

答え:両方です。足したものが、その市の住宅用太陽光の件数です。

新規認定分 2012年7月から + 移行認定分 それより前 = 住宅用の合計 10kW未満 片方だけだと、古くから付けている家がまるごと抜けます

ここは見落としやすいポイントです。

今のFITが始まったのは2012年7月。それより前の制度から乗りかえた家は、「移行認定分」という別の欄に入っています。

全国の数字で足し算すると、こうなります(2026年3月末時点)。

区分(太陽光・住宅:10kW未満) 件数 どんな家?
導入(新規認定分) 2,610,053件 2012年7月以降に新しく認定を受けた
移行認定分 1,196,298件 それより前から発電していて、新制度へ移った
合計 約380.6万件 住宅用の件数として見る数字

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移行認定分は、全国で合計の3割ほど。片方だけ見ると、数字がかなり小さく出てしまいます。

読者

「住宅用」って、うちみたいな普通の家のこと?

設計士のソラ
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ざっくり言うと、出力10kW未満の設備です。一般的な戸建ての屋根はだいたいここに入ります。10kW以上の大きな屋根は別の区分なので、混ぜないでくださいね。

もうひとつ、読むときの注意があります。

  • 「件数」は設備の数。家の軒数とぴったり同じとは限らない
  • FITやFIPを使わず、自分の家で使うだけの設備は入っていない

なので「家の数のおおよその目安」くらいに考えるのが、ちょうどいい距離感です。

その数字はいつの時点?次の更新はいつ?

答え:今の最新は2026年3月末時点の数字で、2026年8月18日に公表されました。

3月末 数か月かけて集計 8月18日 データの時点 サイトで公表

データは3か月ごとの区切りで作られ、少しあとに公表されます。最近の公表はこの4回です。

データの時点 公表日
2025年6月末 2025年12月9日
2025年9月末 2026年3月19日
2025年12月末 2026年6月4日
2026年3月末 2026年8月18日

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次は2026年6月末時点の分の番です。日付はまだ出ていないので、サイトのお知らせ欄をのぞいてみてください。

「新築戸建てを建てる際に、太陽光を導入したのですが、ネットに、売電の期間(10年間)はFIT認定を受けた後の10年間と記載がありました。」

Yahoo!知恵袋の質問(2024年8月)

「認定通知書を出力し保存して、電力会社に提出し系統連系の日を決めてようやく売電スタートです。」

Yahoo!知恵袋の回答(2025年12月)

最近付けた家が表に入るのは、買い取りが始まってから。認定通知書が届いただけでは、まだ「導入」に数えられません。

住宅用太陽光は今も増えてるの?

答え:増えています。全国では、この2年は毎年22万件ほどのペースです。

190.5 267.6 316.1 335.8 358.3 380.6 2014 2019 2022 2023 2024 2025 年度末の件数(万件)・新規+移行の合計

出典:資源エネルギー庁「再エネ特措法 情報公表用ウェブサイト」のデータを加工して作成(2025年度末以外の年は、太陽光発電総合情報によるA表の集計を使用)。

「あとは既築で太陽光導入したい人が一気につけたので、その後は必然的に件数も減少しますし。住宅用太陽光発電の導入件数は2017年を底に上昇傾向ですね。」

Yahoo!知恵袋の回答(2026年3月)

自分の市の伸びを知りたいなら、1年前のB表も落として並べてみてください。サイトには2017年6月末時点からの分がそろっています。

「去年との差」を見ると、合計の大きさより、ご近所でどれだけ増えたかが分かります。

設計士のソラ
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合併した市は、旧市の欄が残ったまま新しい欄が足されています。重なりはないので、新旧の欄を足して見ると安心ですよ。

卒FITで蓄電池を後付けできそうな家、何軒ある?

答え:「移行認定分」の件数が、まず分かりやすい目安です。

2012年7月より前 =移行認定分 2019年11月〜 卒FITが始まる 10年後の家 蓄電池を考える

住宅用の買い取り期間は10年です。終わることを「卒FIT(電気を決まった値段で買ってもらえる10年間が終わること)」と呼び、2019年11月から順番に始まっています。

移行認定分の家は、2012年7月より前から売電していた家。つまり、もう全部が卒FITを迎えています。

太陽光発電協会によると、卒FITのあとの道は3つです。

  • 新しい売り先を探して、余った電気を売る
  • 昼間に家電を動かすなど、自分の家で使う量を増やす
  • 蓄電池(電気の貯金箱)や電気自動車に、余った電気をためる

表にすると、読み方はこうです。

見る数字 読み方(目安)
最新B表の移行認定分 すでに卒FITを迎えた家
最新B表の合計 今、太陽光のある家の件数

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自分に当てはめるなら、こんな見方です。

  • あなたの家が2012年7月より前に付けたなら → すでに卒FIT。移行認定分の仲間です
  • 2017年ごろまでに付けたなら → 2027年ごろまでに10年を迎える側です
  • 最近付けたなら → まず今の売電を続けつつ、数字は「ご近所の様子」として眺めればOK
設計士のソラ
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あくまで「候補」の数です。家の向きや機器の種類、置き場所で合う合わないが変わります。迷ったら、見積もりを2〜3社で取って比べるだけで十分ですよ。

蓄電池の補助金、うちの市にもある?

答え:都道府県や市区町村ごとに違うので、住んでいる所の公式ページで確かめます。

国 都道府県 市区町村 受付状況は公式で確認 例:東京都 市の公式ページで

国の家庭用蓄電池補助のうち、DR(電気が足りないときに使い方を合わせる取り組み)向けのものは、受付状況が変わりやすい補助金です。最新の状況は、SII(環境共創イニシアチブ)の公式ページでご確認ください。

今から考えるなら、都道府県と市区町村を見るのが近道。東京都の例を表にしました(2026年10月21日確認)。

項目 内容
実施主体 東京都(クール・ネット東京)
事業名 家庭における蓄電池導入促進事業(令和8年度)
金額 新しく置く:1kWhあたり10万円/増設:1kWhあたり6万円
上限(DR実証に参加しない場合) 1戸あたり120万円/増設は72万円
受付 事前申込は令和8年5月29日から、交付申請兼実績報告は6月30日から。受付中(終了日の記載なし)
条件の変更 令和8年10月1日以降の事前申込は、SIIの令和8年度登録済み製品に限る
申請する人 機器の持ち主。手続きを施工店などに代行してもらうこともできる

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クール・ネット東京の蓄電池補助金ページ
クール・ネット東京の蓄電池補助金ページ(tokyo-co2down.jp・2026-10-21時点の画面)

クール・ネット東京は、ページで不正な申請への注意も呼びかけています。補助金の話を持ちかけられたら、自分で公式ページを開いて条件を見比べる。これだけで、ぐっと安心できます。

よくある質問

Q. 隣の家に太陽光があるかどうかも分かりますか?
A. 分かりません。B表は市区町村ごとの合計だけで、個人の家は特定できない形になっています。

Q. 自分の家がいつ10年を迎えるかは、どこで分かりますか?
A. B表では分かりません。電力会社との契約書類や、買い取りが始まった月の書類を見てください。そこから10年が目安です。

Q. 他のサイトの数字と合わないのはなぜですか?
A. データの時点が違うことが多いです。住宅の統計(太陽光のある家の割合など)はFITの件数とは別の調べ方なので、混ぜずに見るのがコツです。

この記事のまとめ

  • 市区町村別の件数は、FIT公表サイトの「市町村別(B表)」で見られる
  • 住宅用は「10kW未満」の欄。新規認定分と移行認定分を足して見る
  • 最新は2026年3月末時点(2026年8月18日公表)。3か月ごとの時点で更新される
  • 移行認定分は、すでに卒FITを迎えた家。蓄電池を考える候補の目安になる

次の一歩:今日はB表を開いて、自分の市の「新規+移行」を足してみるだけでOKです。気になったら、そのあと住んでいる自治体の補助金ページをのぞいてみてください。

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